認知症コミュニケーションを探求
大阪大学石黒浩教授が開発したコミュニケーションロボット“テレノイド”の操作や会話録音機能など研究・教育機関向けのアプリケーション開発を行っています。
導入実績(旧モデル)
介護施設
特養うらやす(宮城県)、特養ゆめパラティース(大阪府)他 計6か所
臨床研究機関
・グリフィス大学/オーストラリア
・国立精神・神経医療研究センター
テレノイドのどこに魅力を感じましたか?
- 認知症の人が受け入れるところ。
- 1時間以上続く強い不穏状態(BPSD)が10分で解決したこと。
- 認知症状を持つ人の気持ちや状況を理解する教材になるところ。
これまでですと、不穏状態の時に、私たちが直接「傾聴」を試みても、かえって、刺激してしまうこともありました。そうなると、落ち着かれるまで、何もできずにただ待つしかない、という状態になり、大きな心のストレスでした。
ところが、テレノイドを介することで、興奮状態のご利用者様とも、まずお話しができるようになります。 そして少しずつ、少しずつ、気持ちを話してくださったり、空腹とか便秘といった、不快な気持ちの背景について言葉や表情や行動で表現してくださったりします。
テレノイドが共感する役を担うことで、安心感を得られるのか機嫌もよくなり雰囲気も良くなる様子はまるで魔法です。職員のメンタル面の助けとなっています。
テレノイドは人間の使いこなし力が大事です。ロボット任せにするのではなく、ご利用者様と自分のコミュニケーションの手助けになる道具として使っています。
人間同士の対話にテレノイドを交えると?
- 電話の代わりになります。
- リラックスして話ができます。
- おしゃべりが弾みます。
- 認知症状、自閉症状のある方にも使えます(相性◎)