個性を大切にするケアを広めるために

1.アプリを活用した介護リーダー
育成プログラム”ChatterBox”

ICT×人材育成

ケア現場のリーダー人材育成をサポートする事業を中核事業としています。ChatterBoxプログラムは、通常業務をしながらリーダー教育ができる非対面型のOJT教育プログラムであり、同時に伝達業務の負担も軽減する働き方改革のプロジェクトという2つの顔を持つサービスです。低コストでありながら再現性も高く、無理なく内製化の流れに移行できます。ChatterBoxプログラムによって社会人経験の浅いリーダーでもメンバーの意見を集約し統一したケアの提供が可能になります。

  • 専任コンサルタントがオンライン面談でアドバイス
  • 現場実習とアプリ運用を組み合わせている
  • 介護経営におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の第1歩

ChatterBoxアプリでリーダーの伝達業務負担が軽減

新人スタッフへのレクチャー、日々の申し送り、月次のケアカンファレンスなどの時短、効率化で“”働きやすい職場 ” を実現します。

若手スタッフの “雑談力”を伸ばし、情報を貯める

 若手スタッフにとってご利用者様との「雑談」は難易度の高い行為です。しかし、個別ケアのニーズを把握するヒントは「雑談」の中にあります。ChatterBoxカードを使えば誰でも簡単に多様なテーマの“雑談”を始めることができます。雑談で得られた情報をChatterBoxアプリに書き残すことで他のスタッフとの共有ができ、自然とご利用者様別の接遇マニュアルが完成していきます。


2.認知症ケアの研究支援

“人の存在感をコントロールする ”ことでBPSDをコントロール

認知症状が悩ましい…本質的な理由とは

認知症状を持った方々は、記憶力や表現力の低下に伴い、音、場の緊迫感、人の動きの速さ、表情等の“周囲の情報”には敏感になっていて、そのせいで不安や混乱を起こしている場合があります。その場合は“周囲の情報量”を抑えることが“良い環境づくり”の第一歩になります。

弊社設立のきっかけともなったテレノイド※は無表情ゆえに安心感を与えるという側面があると考えられます。周囲の理解が深まれば認知症状の悩ましさは相対的に軽減し、適切な環境が整備されれば実質的にも軽減すると言えます。そのためには認知症状を持った人と持っていない人の感覚のギャップを埋めるツールの発達が必要です。

そうした研究を下支えするための事業として、テレノイドなどのコミュニケーションデバイスの操作やデータ収集アプリケーションの開発を研究・教育機関向けに提供しています。

 ※大阪大学石黒浩教授が開発した遠隔操作型ロボット

BPSD: Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia 行動・心理症状