効果検証

2017年4月より、特養での導入効果や人材研修の効果について宮城大学老年看護学大塚眞理子教授との共同研究が始まりました。入居者の反応をビデオ分析したり、介護職員にインタビュー調査やアンケート調査を行ったり、それらを分析し、きめ細かく検証しています。

視点の違いを知る

テレノイドをケアに使う時、大切になるのは、テレノイドの存在が人にどのような影響を与えるのかを客観的に理解することです。そのためにはまず、自分以外の人が「テレノイド」や「コミュニケーションエラー」をどう受け止めているのかを学びます。

自分とは違う発想や注目点なのだという驚きが第一歩になります。テレノイドケアの研修は「患者の視点」「家族の視点」「支援者の視点」「開発者の視点」で構成されています。

大人のための学び

テレノイドを運用する時に必要になる知識は幅広いです。受講者によって得意、不得意が分かれたり、理解に差も出ます。なぜなら、ケアギバーとして働く人たちの年齢は幅広く、集中力や記憶力についても個人差が大きいからです。

10代の学生が対象なら、実践で困らないようにたくさんの知識を予め記憶してもらうことは有効ですが、40代以上の働く人々に必要なのは困った時に解決方法を見つけられるスキルです。

私たちの研修では集中的に知識をインプットする方法を取りません。段階に応じて最低限必要となる項目を理解し、記憶できるようにカリキュラムを設計しています。

日常の業務で手一杯の介護現場では「無理をする必要はある。でも挑戦し続けられる内容」でなければ受け入れることは無理です。私たちは移動しながら立ち話で講義をしたり、スライドのデザインはイラスト、写真、キーワードを中心にした楽しいものにしています。

現場スタッフが「これなら嬉しい!」「これなら楽しい!」と思えるような思い切った工夫に私たちの情熱は向けられています。

主な研修項目

  • ロボット及び周辺機器の基本的な操作方法の把握
  • テレノイドの音声操作を行う際の発話技術
  • テレノイドの外観デザインに関する意図の理解
  • テレノイドを利用した際の高齢者の反応への観察ポイント
  • テレノイドを用いたケアの目的
  • 実施時の記録の在り方
  • 観察記録の共有の在り方
  • テレノイドケア継続実施に向けた運営ポイント